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季節がわからなくなってきている昨今、その手がかりとして日本の風につながる皆様に和の学校のご好意で二十四節気の「暦だより」を月二回配信しています。はじめに4~5行のコメントが入りますが、それも楽しみにしている方も多いようで、ここにコーナーを作りました。

立春 小話1 進化したAI

「禍福は糾える縄が如し」良いことを取りたいならば悪いことも一緒に引き受けなければならない。これはそのままパソコンに言えます。諸々のトラブルは毎度のこと。これを受け入れて進化したAIを使う。お正月が一段落した頃に環境の第一人者で京都大学名誉教授の高月紘先生とメールでやりとりがスタート。あっという間に出版され、早くてスミマセ~ン「環境マンガ」シリーズは1月中には5冊が出版済み。漫画家でもある80歳の高月先生の生き方かっこいいです!

雨水 小話2 写経は素晴らしいコースメニュー

一休さんの「門松や冥土の旅の一里塚 めでたくもありめでたくもなし」。門松を越えられない人のための追善回向で写経する機会が増えています。そんな中の発見! 写経ではお寺の広間で墨の擦る音だけがして無我の境地?とまではいきませんが(笑)集中力の訓練。姿勢を正す訓練。筆文字を書く練習。その後に別時念仏がありますが、木魚を叩けば楽器の練習。お経を唱える声明では発声練習。終わって皆で和菓子にお茶で団欒。1日にいくつもの訓練や漢字の教養まで身につき、考えてみれば素晴らしいコースメニューですね(^^)

啓蟄 小話3 高齢者に厳しい車の免許更新

久々に怒られました!! 先日車の免許更新で初めて高齢者講習。目の検査はOKでしたが、実際に車を走らせたら散々な目に。最近ブレーキとアクセル踏み間違い事故が多く、その対処で教習所内にわざと段差を設けています。これにバックで乗り上げ、すぐブレーキを踏むという指示。私が恐る恐る乗り上げたら「間違える人はブレーキと信じているので、もっと強く!」と。それで次は強く踏んだら「そんなんじゃ距離がいき過ぎる!」と。最後の話で「今日の参加者は誰も合格者はいない」と厳しいお言葉。家でしょっちゅう小言を言われていますが、そんなの軽い軽い(笑)。後3年は運転可能でも、次の免許更新は諦めようかと。

春分 小話4 お墨付きをいただいた英語俳句

前回は久々に怒られた話でしたが、その逆もあり。京都へ来て英語俳句の会を始めましたが、私には誰も先生がいないのでカルチャーセンターで学んでいました。1年間、京都の俳句を通信で送り続け、時々褒められていたのですが、1年の最後に、この俳句にはこんな写真をつけたら?との提案。それで実はと、添削済の俳句を写真とともに、HPに京都の俳句のコーナーを作っていると告げ、それを見て"Truly wonderful!"と。先生のマクマレー教授は英語俳句の第一人者とか。そのお墨付きをいただいたので、Memories of Kyotoを電子書籍で出版しました。いいこともあるものです(^^)

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清明 小話5  近年の〇〇の多くはメタポ状態

春場所の大相撲は若隆景が優勝。何が嬉しいかといえば、小さくても筋肉の引き締まった身体の力士です。近年の力士の多くは体が大きければいいという感じでメタポ状態。包帯だらけはしっかり練習していない証拠、ゆらゆらぶたぶたで相撲好きでも見るのが嫌になってきます(苦笑) 昔、帝国ホテルのハウスマガジンの仕事を7年ほどやりましたが、その表紙に千代の富士の写真があります。その身体の美しいこと! ロンドンの蝋人形館のマダムタッソーにも千代の富士は陳列されています(^^)

穀雨 小話6  職人の本とウクライナ大使館

まさかこんな悲惨な事になるとは夢にも思わず・・・2年前職人さんの本を手にした在日ウクライナ大使館の文化担当から「SHOKUNINの本書を送っていただきまして、誠にありがとうございました。とても興味深くて、素晴らしい本です。ウクライナは日本語と日本文化が人気があって、10か所の大学に日本語学科が置いておりますので、ぜひこの本を紹介したいと思います。ですので、もし可能であれば、日本語・英語の本のデータを送付していただければ、その大学とウクライナ・日本センターにお送りいたします。以上ご検討いただければ大変幸甚です」とのことで、海外の日本語学習者のために1ケ月遅れでに電子書籍も出版しました。京都市がウクライナと姉妹都市とのこと、不思議な縁を感じます。

立夏 小話7  増え続けるプラゴミと宅配

英国では容器持参の量り売の店が全国にすでに400店舗あり、環境意識の高い人たちに人気上昇中。コロナですっかり定着したテイクアウトはいいけれど、そのプラ容器のゴミが莫大な量で気になっている方も多いと思います。また宅配が増え続ける中、ポーランドでは24,000人、ドイツは6万人、英国、日本もしかりで、長時間労働の運転手のなりては以前の半分とのこと。ひと昔前はチッキと言うのがあって、駅まで各自で荷物を取りに行きました。駅でなくてもどこかのstationに取りに行く方式が検討されています。要はだんだん昔のやり方に戻って行くようです(^^)

小満 小話8   日本語の可能性

一人の男の自己欲で、多くの人が長年築いてきたものが一瞬にして破壊される。この自己意識は世界の多くの国の言葉に反映されています。ところが日本語は主語がなくても成り立つ。藤原定家の「見渡せば花も紅葉もなかりけり浦の苫屋の秋の夕暮れ」主語は誰?いえ、あるがままの自然? 日本語の主語は自然も含め漠然としている。冠詞や複数がないのも曖昧だが、厳密に自他の区別をしない寛容な言葉だ。男性名詞女性名詞がないのはジェンダーでもある。もしかして、日本語はこれからの世界平和のために必要な言葉かも?(^^)