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季節がわからなくなってきている昨今、その手がかりとして日本の風につながる皆様に和の学校のご好意で二十四節気の「暦だより」を月二回配信しています。はじめに4~5行のコメントが入りますが、それも楽しみにしている方も多いようで、ここにコーナーを作りました。

秋分 小話16  本日の主役はお月様

「名月をとってくれろと泣く子かな」一茶。糺の森が未だ明るい六時、尺八の音で始まった名月管絃祭。舞台の橋殿の下は川が流れているので音がよく響く。篝火が一層明るさを増し、闇の中で奏でられる雅楽はさながら平安時代。俄かに玉砂利の音で気付けば雨でざわつく足音。九時頃最後の演目の舞楽が終われば舞台は天空へ。雲間から煌々と本日の主役のお月様登場。そして月見酒となりました(笑)

白露 小話15  祈りを込めて絵を描く

引き際の見事な先輩の話はしました。今回は後輩の小松美羽さんの話。神獣などを描き、狛犬作品は大英博物館の永久展示。NYのワールドトレードセンターでも常設展示。彼女のライブペインティングはどこでも入場制限がかかり、台湾の個展では3万人以上の集客で作品完売。岡本太郎に挑むー霊性とマンダラ、草間彌生展の入場者数を上回るなど、今や世界中からの作品注文は2年待ち。祈りを込めて魂を癒すための絵を描く、その後輩の展示会が梅田阪急で9月1~19日まで開催中です。

処暑 小話14  1200年以上歴史ある村

京都のお盆の時期、糺の森では毎年古本市が開かれます。直前の激しい雨にも関わらず、3年待って実施できた五山の送り火。平安遷都で桓武天皇が宮中で使うお米を作るため、奈良から優秀な技術者を連れてきて稲作が始まった松ヶ崎村。ここは日蓮宗の題目の妙法の字の麓にあります。そしてここの踊りが踊盆のルーツと言われます。町も村も京都には保存会組織があり、脈々と伝統行事が続けられています。1200年以上歴史のある村なんて、スゴ~~イ!

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立秋 小話13  元EU大統領の言葉

前回はブリュッセルで今回は鎌倉で。元EU大統領のファンロンパイ氏は俳人です。私も会員の国際俳句交流協会の総会が鶴岡八幡宮で開催され、そこでロンパイ氏の講演がありました。氏曰く、高度に組織化され・複雑化された現代社会は一つの不具合が全体を混乱に陥れる。俳句を作るには謙虚になり、周りの自然・事象をじっくり観察する。自然は素晴らしさと共に、時折、牙を剥く。はかなさを感じるからこそ調和を求める。俳句→調和→平和に繋がると。そして人間の存在は言葉でできていると。そうかも知れませんね。

大暑 小話12  記憶をつなぐ祭り

コロナ禍の中、3年ぶりに祇園祭が開催。ものすごい人なのでこちらは初めてTVで見ましたが、TVならではの気づきがありました。山鉾の立上げは巡行の揺れによる歪みを吸収できる釘を使わない縄じめによる組立。それも美しい締め方で、その方が強度があり、美意識が細部に及んでいるのが見られるのも祇園祭です。囃子方は何度も集まり練習。様々な役割担当がありますが、特にマニュアルはなし。千年前からの伝統を年長者が次世代に伝えていく方式。1年1度の祭は懸装品の虫干しになり、鉾の組立て技術などの記憶をつなぐための祭でもありました。
 

小暑 小話11  素晴らしい運転手さん

先日、四条河原町からバスに乗ろうとしたら、外に出てきた運転手さん、テキパキと乗車口の下からを板をセット。車椅子の人をスロープで降ろし、また板を床下に収納。この間、バス待ちの人はじっと見守る。後には3台のバスもじっと待つ。しばし乗って市役所前の停留所で運転手さんまた席を立つ。中ほどにいたお年寄りに「どこで降りるの?」とゆっくり何度か話かける。「タカシマヤ」と。運転手さん「高島屋なら逆」と。そして乗客に「前も同じです、お待たせしてスミマセン」と。障害者や認知症のお年寄り対処もテキパキと素晴らしい運転手さん。私もすっかり待つことに慣れた京都人(笑)

夏至 小話10  心の旅から讃岐の旅へ

先日、神社と寺に焦点を当てた電子書籍「心の旅」を出版。協力いただいたのは伊勢神宮、熊野本宮大社、出雲大社、鶴岡八幡宮、総本山善通寺、熱田神宮、三嶋大社、太宰府天満宮、浅草寺、法隆寺。対応は総務や広報の中、善通寺は法主自らとは後で分かってびっくり。会えずとも御挨拶だけでもと四国へ。席を外していらして、それならと思いついて金比羅様が近くのはず、境内にいた人に道を訪ねると「今からそちらへ行くからと」車で門前まで。長~い階段の途中で法主様から電話が入り「おいで頂いたのに、今どこですか? 近くならば戻られませんか?」金比羅様の本堂まで登り着いた後、Taxiで善通寺へ。その後、法主様が帰りの車を呼んでくださり丸亀城へ。讃岐人の親切に甘え行きたい所に行けて日帰りのいい一日でした(^^)

芒種 小話9   笑いを残しあの世にお引越し

長年舞妓さんの絵を描いていらした大学の先輩が5月12日夜11時まで妹さんと昔話をして妹さんは帰宅。翌13日朝、朝食を共にしているマンションのお友達が7時になって見えないので、訪ねると冷たくなっていらしたと。死因は腹部大動脈破裂ですが、小さな傷から少しづつ出血して貧血なので苦しまずに逝かれたとのこと。14日お通夜、15日告別式。ご主人も亡くなり最近息子さんまで亡くされ、喪主のお孫さんが「祖母は明るく賑やかな人でしたので、笑ってお送りください」と。告別式の後、参列の同窓生とお茶し、楽しい時間が過ごせました。皆に笑いを残してあの世にお引越し。さすが先輩!

 

小満 小話8   日本語の可能性

一人の男の自己欲で、多くの人が長年築いてきたものが一瞬にして破壊される。この自己意識は世界の多くの国の言葉に反映されています。ところが日本語は主語がなくても成り立つ。藤原定家の「見渡せば花も紅葉もなかりけり浦の苫屋の秋の夕暮れ」主語は誰?いえ、あるがままの自然? 日本語の主語は自然も含め漠然としている。冠詞や複数がないのも曖昧だが、厳密に自他の区別をしない寛容な言葉だ。男性名詞女性名詞がないのはジェンダーでもある。もしかして、日本語はこれからの世界平和のために必要な言葉かも?

立夏 小話7  増え続けるプラゴミと宅配

英国では容器持参の量り売の店が全国にすでに400店舗あり、環境意識の高い人たちに人気上昇中。コロナですっかり定着したテイクアウトはいいけれど、そのプラ容器のゴミが莫大な量で気になっている方も多いと思います。また宅配が増え続ける中、ポーランドでは24,000人、ドイツは6万人、英国、日本もしかりで、長時間労働の運転手のなりては以前の半分とのこと。ひと昔前はチッキと言うのがあって、駅まで各自で荷物を取りに行きました。駅でなくてもどこかのstationに取りに行く方式が検討されています。要はだんだん昔のやり方に戻って行くようです。

穀雨 小話6  職人の本とウクライナ大使館

まさかこんな悲惨な事になるとは夢にも思わず・・・2年前職人さんの本を手にした在日ウクライナ大使館の文化担当から「SHOKUNINの本書を送っていただきまして、誠にありがとうございました。とても興味深くて、素晴らしい本です。ウクライナは日本語と日本文化が人気があって、10か所の大学に日本語学科が置いておりますので、ぜひこの本を紹介したいと思います。ですので、もし可能であれば、日本語・英語の本のデータを送付していただければ、その大学とウクライナ・日本センターにお送りいたします。以上ご検討いただければ大変幸甚です」とのことで、海外の日本語学習者のために1ケ月遅れでに電子書籍も出版。京都市がウクライナと姉妹都市とのこと、不思議な縁を感じます。

清明 小話5  近年〇〇の多くはメタポ状態

春場所の大相撲は若隆景が優勝。何が嬉しいかといえば、小さくても筋肉の引き締まった身体の力士です。近年の力士の多くは体が大きければいいという感じでメタポ状態。包帯だらけはしっかり練習していない証拠、ゆらゆらぶたぶたで相撲好きでも見るのが嫌になってきます(苦笑) 昔、帝国ホテルのハウスマガジンの仕事を7年ほどやりましたが、その表紙に千代の富士の写真があります。その身体の美しいこと! ロンドンの蝋人形館のマダムタッソーにも千代の富士は陳列されています(^^)

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春分 小話4  お墨付きをいただいた英語俳句

前回は久々に怒られた話でしたが、その逆もあり。京都へ来て英語俳句の会を始めましたが、私には誰も先生がいないのでカルチャーセンターで学んでいました。1年間、京都の俳句を通信で送り続け、時々褒められていたのですが、1年の最後に、この俳句にはこんな写真をつけたら?との提案。それで実はと、添削済の俳句を写真とともに、HPに京都の俳句のコーナーを作っていると告げ、それを見て"Truly wonderful!"と。先生のマクマレー教授は英語俳句の第一人者とか。そのお墨付きをいただいたので、Memories of Kyotoを電子書籍で出版しました。いいこともあるものです(^^)

啓蟄 小話3  高齢者に厳しい車の免許更新

久々に怒られました!! 先日車の免許更新で初めて高齢者講習。目の検査はOKでしたが、実際に車を走らせたら散々な目に。最近ブレーキとアクセル踏み間違い事故が多く、その対処で教習所内にわざと段差を設けています。これにバックで乗り上げ、すぐブレーキを踏むという指示。私が恐る恐る乗り上げたら「間違える人はブレーキと信じているので、もっと強く!」と。それで次は強く踏んだら「そんなんじゃ距離がいき過ぎる!」と。最後の話で「今日の参加者は誰も合格者はいない」と厳しいお言葉。家でしょっちゅう小言を言われていますが、そんなの軽い軽い(笑)。後3年は運転可能でも、次の免許更新は諦めようかと。

雨水 小話2 写経は素晴しいコースメニュー

一休さんの「門松や冥土の旅の一里塚 めでたくもありめでたくもなし」。門松を越えられない人のための追善回向で写経する機会が増えています。そんな中の発見! 写経ではお寺の広間で墨の擦る音だけがして無我の境地?とまではいきませんが(笑)集中力の訓練。姿勢を正す訓練。筆文字を書く練習。その後に別時念仏がありますが、木魚を叩けば楽器の練習。お経を唱える声明では発声練習。終わって皆で和菓子にお茶で団欒。1日にいくつもの訓練や漢字の教養まで身につき、考えてみれば素晴しいコースメニューですね(^^)

立春 小話1 進化したAI

「禍福は糾える縄が如し」良いことを取りたいならば悪いことも一緒に引き受けなければならない。これはそのままパソコンに言えます。諸々のトラブルは毎度のこと。これを受け入れて進化したAIを使う。お正月が一段落した頃に環境の第一人者で京都大学名誉教授の高月紘先生とメールでやりとりがスタート。あっという間に出版され、早くてスミマセ~ン「環境マンガ」シリーズは1月中には5冊が出版済み。漫画家でもある80歳の高月先生の生き方かっこいいです!